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虫から作られる着色料!?食べ物だけでなく、コスメにも。

「食べることでなりたい自分になる」TAVENALチームのプロフェッショナル達が、気になる健康情報を分かりやすくアップしていきます。

前回に引き続き、着色料についてお話してまいります。

  【着色料のお話】色鮮やかなタール色素たち(1) 最近、「合成着色料不使用!」なんて書かれた食品を見かけませんでしたか? 着色料について、TAVENALが詳しく解説します。 TAVENAL| 食べることで、なりたい自分になろう

前回は、海外発のカラフルなチョコに含まれれている着色料を例に、
「タール色素」「酸化チタン」について説明しましたね。
今回は天然色素と呼ばれているものについて紹介していこうと思います。


目次[非表示]

  1. 1.天然色素=安全?
    1. 1.1.日本のカラフルなチョコには、どんな着色料が?
    2. 1.2.虫由来の色素!
      1. 1.2.1.安全性はどうなの…?
      2. 1.2.2.化粧品に多く使われている「カルミン」
  2. 2.完全に安全なものは存在しないのかも…

天然色素=安全?

前回ご紹介したタール色素の中には、発がん性の疑いから使用禁止になったものもありましたね。
それに比べると、「天然色素」はなんだか安全そうに感じるかもしれません。
実際はどうなの?そもそも、どんな「天然」のものから色素が作られているのか?
じっくり見ていきましょう。

まずは、前回ご紹介した海外発のカラフルなチョコレートの日本バージョンについて。
前回ご紹介した海外発のものも、日本で長く愛されてきた方も、どちらも食べたことがある!!という方は多いのではないでしょうか?
赤、ピンク、水色…次はどの色を食べようかな?なんてワクワクしちゃうあのカラフルな表面には、いったいどんな着色料が使われていると思いますか?

以下にまとめてみました。

日本のカラフルなチョコには、どんな着色料が?

なんと、すべて天然色素で色付けしているそうです。
イカ墨は原材料を想像しやすいですが、その他はいかがでしょうか?

  • フラボノイド…ベニバナの花から作られる。赤と黄がある。
  • クチナシ…クチナシの実から作られる。赤・黄・青・緑がある。
  • カロチノイド…マリーゴールドの花やトウガラシ、藻の一種やパーム油などからも作られる。今では安価に化学合成で作ることもできるので、カロテノイドと書かれた着色料が全て天然由来のものとは限りませんよ~。
  • ビートレッド…ビートという植物の根から作られる、赤い色素。
  • スピルリナ青…藻の一種であるスピルリナから作られる。ソーダ味のアイスキャンデーなどにもよく使われていますよ。健康食品としても有名ですね。
  • イカ墨…ご存じの通りのあのイカ墨。最近、タピオカにこのイカ墨が使われていて、甲殻類アレルギーの方が知らずに飲んでしまった…ということが起こり、ネットで話題になりましたね。アレルギーの方はご注意ください。

その他、私たちの暮らしでよく見かける天然色素を集めてみました。

  • ベニコウジ色素…ベニコウジカビの菌体から作られる。赤など。
  • アントシアニン色素…果物や野菜(アカダイコンやベリー類、ムラサキイモなど)から作られる。赤や紫。
  • アナトー色素…ベニノキの種子から作られる。バニラアイスなどにもよく使われていますよ!黄色など。
  • ウコン色素…ウコンの根から作られる。黄色。

虫由来の色素!

「ハムには、虫から作られた着色料が使われている…」
そんな話を聞いたことのある方はいらっしゃいますか?
その通り、コチニール、ラックという2種類の色素は虫由来なんです。

表示名は

  • エンジムシ由来のもの:コチニール色素、カルミン酸色素、着色料(カルミン酸)、着色料( コチニール)
  • ラックカイガラムシ由来のもの:ラック色素、着色料(ラッカイン酸)、着色料(ラック)

と様々です。
ちなみに、以前はカンパリというお酒にも使われていましたが、今では違うものに変わったようですね。

安全性はどうなの…?

虫由来と聞くと、安全性はどうなの…?と心配になる方もいるかもしれません。
コチニールには長い歴史があり、アステカの人々は色鮮やかな織物や薬、化粧品などにこの虫を使ってきたのだそうです。

着色料としての歴史も古く、安全性に問題はなさそうに見えます…が。
アレルギーについては注意が必要なようです。

これらの虫由来の着色料を作る過程で、虫由来のたんぱく質が残ってしまう場合があるのです。
そのたんぱく質が、人によってはアレルギー症状を引き起こすので注意が必要というわけなのです。

現在では、日本で食品に使われているものの多くが改良を重ねたものであり、こういったアレルギー反応を起こしにくくなっているようです。
しかしながら、そうではない着色料を使っている場合もあります。こういったアレルギー反応は「ある日突然」起こることが多いですから、TAVENAL的にはなるべく避けたいと考えています。

そして、この虫由来の着色料が使われているのは食品だけではありませんよ。

化粧品に多く使われている「カルミン」

毎日お化粧をしている方の中で、赤やピンクのリップ、チーク、アイシャドウなどを使っている方はいらっしゃいますか?
もしご興味があれば、お手持ちの化粧品の赤やピンク色がどんな色素で作られているか、見てみて下さい。

前回ご紹介した、赤色〇番…などが使われている場合も多いですが、筆者の使っている赤いリップには「カルミン」と書かれていました。
このカルミンという色素は、これまでお話してきたエンジムシから得られたカルミン酸にアルミニウムを反応させて作られたものなのです。ご存じでしたか?

口に塗るリップに使われているなんて気持ち悪い!!と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、先ほどお話したようなアレルギー反応を起こすリスクは、このカルミンにもあるのです。

これまでに報告されてきた例によれば、化粧品に含まれるカルミンが皮膚から体の中に入り、食品に含まれるコチニールを摂取することでアレルギーを発症するのでは…と考えられています。

呼吸困難になるような重い症状ではなくても、「そういえばあのリップを塗った時だけ唇がかゆくなってたなー」くらいの症状の方もいるかもしれません。

日頃お化粧をされる方は、そういう可能性もあるのだということを覚えておくといいかもしれませんよ。

【参考文献・URL】
m3.com. 女性のみ発症、意外な食物アレルゲン【研修最前線】.
https://www.m3.com/open/clinical/news/article/425019/

Amanda Fiegl. 赤い着色料の原料、虫からイモに転換?. ナショナルジオグラフィック
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8409/

松永和紀. わかりにくいコチニール色素問題を読み解く. foocom.net
http://www.foocom.net/special/6667/

完全に安全なものは存在しないのかも…

前回もお話したように、着色料に対して神経質になりすぎるのは考え物です。
しかしながら、皆さんは「茶のしずく」という石鹸が発端となった事件を覚えていらっしゃいますでしょうか?

あの石鹸には小麦由来の成分が入っていたので、皮膚を介してその成分が使用していた人の体内に入っていきました。そして一部の人で、小麦製品を食べた際にアレルギー症状が起きてしまったのです。
小麦に対するアレルギーを発症するようになってしまったことで、日常生活に大きな障害が生まれてしまう。この事件は、訴訟にもなり大々的に報じられましたね。

前述したような、着色料から発生しうるアレルギーにもそういったリスクがあると考えています。
天然由来は安心…と思いたいところですが、アレルギーの原因である物質は自然の中にもあふれているのです。

どんなに体にいいものでも、摂りすぎると害にもなりうる。
と心の中に留めておくといいのかもしれませんよ。

さて、着色料についてのお話は次回で最後です。
TAVENALが最も警戒している(?)着色料についてお話しますので、是非次回もお楽しみに。


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